補聴器は基本的に音量を上げるものですが、より重篤な難聴を抱える人にとっては、音の明瞭度または理解しやすさが十分とは言えません。人工内耳は、音声を脳に伝達する聴覚神経に、直接送信します。
人工内耳の装用者は、難聴のない人とは別の方法で聞こえるようになります。人工内耳は、微かな電気信号を聴覚神経に直接送信し、この信号を音として解釈する脳に伝達します。人工内耳によって、世界で数十万人もの人々が会話、電話による通話、さらに音楽を楽しむことができています。幼いお子様の場合、人工内耳は、発語と言語を学ぶのに役立ちます。
私達は、両耳を使うことにより、一番良く聞こえます。両耳で聞くことにより、音の方向を判断することや、騒がしい環境で言葉を理解する能力が高くなります。
検査結果および医療保険に応じて、難聴を抱える方には、両耳同時に人工内耳を装用する、または最初に片側の耳にのみ装用し、後で2つ目のインプラントを追加するという選択肢もあります。
はい、片側の耳に補聴器、反対側の耳に対応する人工内耳を装用すると、騒がしい場所で音の方向を判断するのに役立ちます。アドバンスト・バイオニクスは、本来の耳のように、両側が一緒に機能し最大限の聞こえを得られるよう、様々なソリューションをご用意しています。
注:アドバンスト・バイオニクス社製人工内耳は、高度から重度の両側感音性難聴(70 dB HL以上)、および高度両側感音性難聴(90 dB HL以上)のお子さんが適応となります。
人工内耳による聞こえの改善には過程があり、即効性のある治療ではないということを理解することが重要です。ただし、聞こえの向上の早さは、(1)使用する技術、(2)聴覚組織の状態、および(3)聴覚トレーニングの3つに左右されます。
他の多くの手術と比較し、人工内耳手術は簡単で侵襲性も低いです。手術自体は、通常2〜4時間かかります。通常、全身麻酔で行われるため、患者さんは術前準備室と術後回復室でさらに時間を過ごしていただくことになります。
快復状態や担当医師の判断により、手術当日に退院できる場合もあれば、病院で数日から数週間過ごす場合もあります。成人の方は、多くの場合、人工内耳手術の数日後には仕事や普段の生活に戻ることができます。 手術後の快復状況にもよりますが、手術から2〜4週間後に「スイッチオン(音の初めて聞く)」になります。
アドバンスト・バイオニクス社
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はい、乗れます。人工内耳の装用者が飛行機に乗っても問題ありません。金属探知機およびセキュリティ用のスキャナが人工内耳またはサウンドプロセッサに損傷を与えることはありません。ただしセキュリティを通る際、人工内耳によって金属探知機のアラームが鳴る場合があります。そのため、「緊急用患者IDカード」を常に携帯することをお勧めします。
はい!AB社製ハイレゾウルトラ3D人工内耳は、3.0テスラのMRIスキャンに対応しており、事前の準備や手術、スキャン中のヘッドバンドの装着を必要としません。MRIの前にヘッドピースとサウンドプロセッサを取り外し、スキャン終了後に元に戻すだけです。
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